今回はPythonの制御構文を解説していきます。
目次
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Pythonの制御構文
Pythonの制御構文は大きく2種類あります。
制御構文の種類
- if文
- for文
- while文
if文
if
文は特定の条件を満たしているか判定して処理するための制御文になります。
if 条件式A:
条件式AがTrueなら処理
elif 条件式B:
条件式AがFalse、かつ条件式BがTrueなら処理
else:
条件式AでもBでもなければ処理
サンプルコード
num = 10
if 0 < num:
print("numは0よりも大きい")
実行結果
numは0よりも大きい
elifを使った条件分岐
C言語でいうelse
がPythonではelif
になります。
サンプルコード
num = 10
if 10 < num:
print("numは0よりも大きい")
elif num == 10:
print("numは10です")
else:
print("numはマイナスです")
実行結果
numは10です
Pythonでは行の末尾にコロン(:
)がつく構文が多いです。
if文や後述するfor文、while文や関数、クラスの定義などでも使用されます。
Python では末尾に:
が付与されたら、インデントする必要があるので必ず覚えておきましょう。
for文
for
文はC言語と同様に繰り返し同じ処理をするための制御文になります。
for 変数 in オブジェクト
実行する処理を記述
条件が満たされる限り繰り返されますが、10回や100回など繰り返しの回数を指定して使われることがほとんどです。
サンプルコード
for num in [1,2,3,4,5]:
print("Hello ", num)
実行結果
Hello 1
Hello 2
Hello 3
Hello 4
Hello 5
while文
while
文はfor
文と同様に、ある条件が満たされるまで処理を繰り返す制御文になります。
特定の回数を繰り返したい場合はfor
文が利用されますが、while
文ではif
文で指定するような条件下で繰り返し処理を実行できるのが特徴です。
サンプルコード
num = 0
while num < 10:
print(num)
num += 1
実行結果
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
num
の値が10よりも小さい間は、while
ブロック内の処理を繰り返し実行します。
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